世界一周！六本木昼餉（4） アメリカ
六本木で、ランチだけで世界一周は可能か？
という疑問をもとに週一ペースで壮大な実験中の当ブログ。今週はアメリカ合衆国ですよ。世界のケンカ番長アメリカ。いつも一番でなければ気がすまず、気に入らない国や言うこときかない国には爆弾ぼんぼん射ち込んじゃうのになぜか元首がノーベル平和賞をちゃっかりせしめる国アメリカ。さんざパシリ扱いしてきた国へも政権がかわるや手のひら返し、主要産品に難癖つけて「おいこら校庭裏へ来い」と公聴会呼び出してシメるわ伝統漁にイチャモンつけるわとやりたい放題の国アメリカ。私も行ったことがないし行く用事も見当たらない。
そんな国だが…「アメリカ料理」なんてあったっけ？訝る向きも多かろう。あるんだなーこれが。ガイジンの街六本木には「Hard Rock Cafe」「トニーローマ」「OUTBACK STEAK HOUSE」等々、舶来資本でステーキだのハンバーガーだのリブだの、典型的なアメリカン・フードを食わす店が林立している。考えればマクドナルドだってアメリカ料理店だよな。そんななか、界隈でサイコーにアメリカくささを放っている店を選んで行ってみる。赤白しましまのハデなロゴが目を引く「T.G.I.Fridays」。本国ではそこらじゅうに支店のあるファミレス・チェーンとのこと。六本木のお店は交差点から東京タワー方向に少し下がったとこ、第1回「アナトリア」のほぼ並びにある。
入るやいなや目に飛び込むは「ワタミフードサービス」と書かれた張り紙。なんだーワタミが経営してるのかあ。つやのある落ち着いた木目調の内装と赤白しましまのテーブルが、うーん、アメリカーン。欄間や壁に所狭しと、いろんな国の紙幣が張られてる。世界中から来たお客さんが張るのかね。お札のうえは落書きだらけ。張った人の名前とかかなあ。お札に落書きしちゃいけませんって、小さいころお母さんにおこられなかった？店内テレビではアメリカンフットボールの試合中継が映される。アメリカンフットボールなんて…フィンガー5の「恋のアメリカンフットボール」ぐらいしかピンとこないよー。でも眺めてるとけっこう面白そうだね。
ランチセットが￥850で数種。スープつき。その中から「オススメ！」マークのついたメニュー、「ニューオリンズ・ジャンバラヤ」を頼む。ジャンバラヤ？カーペンターズ！？どんな食べ物だ。よーわからん。そしてアイスコーヒー￥150。
スープは野菜や豆がたっぷり入ったミネストローネだった。塩気ひかえめ。そしてアイスコーヒーでかっ！花びんか金魚鉢かという巨大なコップに入って出てきた。これではメインディッシュはどんなアメリカンサイズで出てくることやら…と危惧したが、出てきたお皿は…あらま意外と盛りが少ない。日本人の胃袋サイズ。廉価のランチセットだからかね。本気のアメリカンサイズで食いたきゃ、正価のレギュラーメニュー頼めってか？
ジャンバラヤとは、辛味のきいたケチャップライスにオーロラソースであえたチキンとエビをぶっかけたものだった。またクリーム入りソースか…先週と変わらんがや（笑）。おなかすいてたし、どんな大味な食い物だろうとドンとこい！と、覚悟の上で臨んだが、ゴハンなど意外とこまやかな味付けだったので拍子抜け。お肉も意外ときめ細かい。ただやっぱりファミレスの味だな。それ以上でも以下でもない。こんなもんしか食ってない国の連中に伝統水産業でイチャモンつけられたかぁーないよな。そう思った。
テーブルには飲み物のメニューが置かれていた。リカー＆ソフトドリンク。おしなべて高いな。ふつうのカクテルで￥800前後、中には￥1200もするカクテルもある。が、しかし…まさかこの、バケツサイズのコップに入って出てくるのか？カクテルが！？…怖ぇっ。
本日の評価 ☆☆☆
（六本木店は「たべぞう」で出ないよ！渋谷店でごめんネ。）
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